予防歯科
予防歯科の目的

これまでの歯科は、「病気を発見して」「そこを〝一時的に〟修復する」というものでした。
しかしこれでよいのでしょうか。
予防歯科とは、
「できるだけ病気にならない」
「できるだけシンプルな治療介入をする」
「できるだけ長期に快適さを保っていただく」
ということを目標にしております。
予防歯科が必要な理由
毎日使う口腔内は刻々と変化しています。
長期にわたる快適性の維持には、日常的に行なう適切なブラッシングやフロッシングが必要ですが、それに加えて、定期的に細菌を減らすためのクリーニングをケアとして受けていただくことが必要です。
ご自身の歯は年月とともに、すり減るなどしながらバランスを保っています。しかし修復物を入れた場合、口腔内のバランスが崩れるとまずその部分からトラブルが生じやすくなります。
日常の予防に加えてトラブルになる前の早期発見、早期治療が重要です。
残された健康な歯を出来る限り守っていく為にもプロフェッショナルケアを定期的に受けられることをお勧めします。
内容
- ◯初診時
- 初診時において
、現在の状態、今後おこりうる疾患や、その原因を正確に診査診断し、お伝えすることからはじめます。
年齢、歯の状態、細菌の数、唾液や歯の性質、日常生活など、いくつかの要素が重なりむし歯や歯周病にかかります。
予防歯科はその程度に応じて、危険性のある部位や全身の状態、日常生活などを知った上で行う事が効果的です。 - ◯虫歯・歯周病の発症前ケア・最小侵襲治療
- 虫歯や歯周病を発症する前の潜伏期、またはごく初期のうちに発見し、治療と予防をすれば、歯を生涯、健康に保つ可能性が高くなります。 そこで、私たちは診査診断の後、必要であれば最小限の治療を行い、快適さを維持していただくための予防プログラムを作製します。
- ◯メインテナンス
- それぞれの患者様のリスクと、効果的な予防法を把握したうえで、専門歯科衛生士が口腔内の快適性を維持するために、虫歯、歯周病の原因であるバイオフィルムを破壊、除去し、継続的な管理を行っていきます。(PMTC : Professional Mechanical Tooth Cleaning )
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

- 〇歯石・プラークの除去
- 〇バイオフィルムの除去
- 専用の機器、薬剤を用いて歯の表面の清掃を行うことにより、歯表面に付着したバイオフィルム(細菌叢)を除去します。
- これにより、歯周組織の改善を促します。(所要時間50分)
- 5,000
- 〇アパタイトリナメル
- 歯と同じ成分であるハイドロキシアパタイトでエナメル質の細かいキズを修復します。
- 3,000
- 〇高濃度フッ素塗布
- 高濃度フッ素を塗布することで、歯質の強化、初期虫歯の再石灰化を促します。
- 2,000
メンテナンス期間
口腔内の状態、処置部位、処置範囲、清掃状況などにより歯科医師、歯科衛生士が判断します。